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日通と社員 労災隠し容疑 区検に書類送検=佐賀

2012/10/22

 佐賀労働基準監督署は11日、労災を届け出ていなかったとして、日本通運(東京)と同社佐賀支店佐賀事業所の元課長の社員(42)を労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで佐賀区検に書類送検した。
 発表によると、昨年3月26日、佐賀市内での引っ越しの業務に伴って、同事業所の男性社員(50歳代)が運んでいた荷物を落とし、足の骨を折る重傷を負った。男性は55日間休んだが、安全管理を担当していた元課長は、同労基署に労働者死傷病報告書を提出しなかった疑い。
 元課長は「当時、男性を有期雇用の社員と思い込んでいた。業績不振で会社から人員の見直しを求められていたため、労災を届け出れば、男性が雇用契約の更新をできなくなると考え、届け出なかった」と供述し、上司にも報告していなかったという。今年5月頃、同労基署に情報が寄せられて発覚した。
 日本通運は「今回の事案を教訓に事故発生時の連絡体制を確認し、全従業員への指導、教育を再度徹底し、再発を防ぎたい」としている。
[読売新聞社 2012年9月12日(水)]