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復旧工事 7割超で法令違反 奈良労働局、是正勧告=奈良

2012/10/10

 ◇台風12号・1年
 昨秋の台風12号被災地で続く災害復旧工事について、奈良労働局は7日、現場での安全性確保について調査した結果を発表した。抽出した31か所のうち、7割超の23か所で法令違反が見つかり、是正勧告を行ったとしている。
 被害が大きかった県南部の十津川村や五條市などで8月1~31日に実施した。県内では同工事の労災事故で2人が死亡し、8人がけがをしている。
 最も多かったのは、作業用の足場に手すりを設置していないなど、墜落・転落防止に関する内容で13件あった。下請け業者に危険防止策を取るよう指導していないなど、元請け業者等の責務違反が12件、重機の検査を怠っていたなどとする重機関連が9件と続いた。
 桜井、大淀両労働基準監督署も昨年9月~今年8月、62か所を調査し、35か所で転落防止策の不備などを見つけて是正勧告を行った。
 同労働局監督課の若林和也課長は「災害復旧工事は何年にもわたって続く。工期を守ることも大事だが、現場の安全を確保するよう、今後もきちんと指導したい」と話している。
[読売新聞社 2012年9月8日(土)]